有害性が指摘される有機フッ素化合物(PFAS)の一部、PFOSとPFOAが、市原市五井金杉の「AGC千葉物流センター」敷地内と、近くにある市が管理する潮見公園の観測用井戸計3カ所で、国の暫定指針値(1リットル当たり50ナノグラム)を超えて検出されたと12日、市などが発表した。いずれも飲用でなく、健康被害は報告されていない。
市などによると、同センター敷地内の1カ所で指針値の1200倍に当たる6万ナノグラム、別の井戸で同78倍の3900ナノグラム、同公園で同32倍の1600ナノグラムを検出した。
昨年7月、AGCが社内調査での超過を県、市へ報告。第三者機関での再調査で改めて超過が判明した。市が同センター外半径約200メートル内にある事業所の井戸3本(うち飲用1本含む)を調査して不検出だったが、同公園で超過した。
今後、市はAGCに敷地内別地点での再調査や、原因究明と対策を要請する方針。また、同公園から半径約200メートルに井戸があればさらに調査し、必要に応じて飲用指導、調査範囲の拡大を検討する。
AGCによると、同センターは1990~95年の間に稼働した複数区画からなる倉庫。「検出の原因や移動経路は特定されていない。今後は市の調査結果も踏まえ、関係自治体と協議の上、具体的な対応を検討していく」としている。
(佐藤大介)








